2019年にsnails_projectをローンチして、3年も経ったとは思えないほど、時間が過ぎるのが早い(笑)
なぜ、snail_projectを立ち上げようと思ったのかをきちんと話したことがあっただろうか?
今更かもしれないけど、伝えていこうと思います。
2019年、40歳という年齢になったからか、「ファッションとは?」「この先の自分とは?」などをより考えるようになりました。ファッションを仕事とするようになり、いろいろな事が目まぐるしく変化しました。デザインしかり、見せ方、売り方など。そんな中で変わらない事は「お客様第一」という考え方。お客様の何が一番なのか?
お客様それぞれ、第一に考えることは違うはず。
デザイン? クオリティー? それとも?
ただ、その結果が、「在庫加担」「在庫焼却処分」「環境問題」という答え。
私自身、20年近く携わってきた身分としては、大いに反省しなければならない。
お客様の何を第一に考えてきたのか?と私自身も再確認する日々でした。
「この服を着ているとなぜか元気になれる! この色を着るとワクワクする!」ということよりも、「あの人が着ているから私も・・・」のように外面的な装いにいつの日から変わってしまい、内面へのアプローチがニの次になってしまったように感じます。
常にトレンドやスピード感を追い求めることが、優等生のようになってしまったファッション。皮膚よりもっと深い部分にある心が感動・安心できる事を表現していきたいと思うようになりました。
心とは、私らしさを表現するものであり、他人と同じものは消してない。
その頃、2014年に出会ったSUPER BEAVERさんの「らしさ」を、何度も聴いていました。
「だから僕は僕らしく、そして、君は君らしくってはじめから探すようなものではないんだと思うんだ。僕は君じゃないし、君も僕じゃないからすれ違う手を繋ぐ、そこには、愛だって生まれるそういうもんさ。自分らしさってなんだろう 変えられない大切があるから、かわりゆく生活が正しい」
そう、それぞれが持つ変えれない大切な「らしさ」をもっと大事にしていくべきと感じます。
お客様第一である事と共に、自分自身も第一であることを大切にすべきではないだろうか?
セクシュアリティの一人である私は、もっと自分という世界を多くの方に表現していきたいと感じました。
プロジェクト名、コンセプト、アイコンマークを考えはじめる中で、大事にしたことがあります。
それは、「風」ではなく、「本物」であること・・・もう一つは、子供でも理解できること・・・
かたつむり=スネイル雌雄胴体。昔から、東洋・西洋では、神秘的な生き物として扱われて、前だけに進むということから、縁起が良いとされてきました。
かたつむりスピリットをより多くの人にシェアしていきたいとおもい、複数形のsnailsにしました。
snails_projectは、セクシュアルやアライの方々だけでなく、「わたしとあなた」のように、人・個・心に響く活動をもっともっとしていきたいと思います。
「僕は君じゃないし、君も僕じゃないからすれ違う手を繋ぐ、そこには、愛だって生まれるそういうもんさ。」