短編映画「片袖の魚」
点から線へ
トランスジェンダーの”いま”を越えて
トランスジェンダー女性が主人公のこの作品は、
トランスジェンダー当事者俳優を、日本初採用されました。
多数の応募者から主役に選ばれたのは、snailsキーパーソンであるイシズカユウさん!
また、
新型コロナウィルス対策として、少人数かつスピーディーな制作に対応され
スマートフォン1台のみで撮影されたそうです。
映画という概念を崩した作品であり、とても親近感をかんじ、今を感じる短編映画です。
7月10日(土)初日に伺ってきました。
満席!素晴らしい!!
「片袖の魚」は、
詩人-文月悠月さんの詩「片袖の魚」が原案になっています。
詩をドイツ語に訳すとdichtent
“凝縮する”という意味も持ち合わせていて
私は、言葉や気持ち、伝えたいことを短い文章で、短時間で伝える事とおもっています。
上映時間34分。
34という数字に東海林監督のどんな意味をもたれたのか?
たまたまなのか?
監督に質問したわけではないので
わかりませんが
34という数字がとても気になりました。
なんとなく34意味と検索すると、
エンジェルナンバー34が目に飛び込んでくるように見えてクリック。
内容を読んでみて
びっくりしました!!!
映画を拝見した私の感想ですが、
エンジェルカードの意味にとても近いストーリーなんです!!
エンジェルナンバー34には、
「天使やアセンデッドマスターたちは、あなたに一歩踏み出してほしい」と言うメッセージがあるようです。
※アセンデッドマスターとは、人間が存在する三次元よりも高い場所、いわゆる天界にいる高尚な魂を持った人たちを指すようです。
この映画の印象的な場面、考えさせられた事をシェアさせてください。
○トランスジェンダー女性のライフスタイルがとても自然体に表現されています。
日々の喜怒哀楽が過度な演技でなく、自然体。
○水槽のエアーポンプのブクブクという音。
大小の葛藤・過去から現在、未来への流れ、パチパチと消えていく泡がすべてを浄化していくような。
○主人公ひらりがたびたび耳にする音楽。
自分の感情を音楽に委ねて、私とは?を自問自答しているようにもうつりました。
私も音楽がない生活は考えれないので、とても共感できるシーンでした。
12日の東海林監督とミズキさん(snailsキーパーソン)上映後のトークセッションにも参加させていただき、とても共感するトークばかりでした。
LGBTQ+をテーマにした映画はいままでにも多くありますが、ほぼほぼ悲しい物語ばかりです。今日(こんにち)LGBTQ+は、恥じること、悲しいこと、悩むことではなくなりつつあります。
「これが私なんだ!」という気持ちになれる
ハッピーエンドの物語が多く誕生する事を願っています。
映画で主人公ひかりが、
学生時代想いを寄せていた人に別れ際、「私のなまえは、ひかりだから!」言い放ったように・・・
わたしはわたしでいい。
あなたはあなたでいい。
「片袖の魚」多くの方々の拝見して頂きたい短編映画です!
※新宿K’s cinema にて、2021年7月30日まで上映
7月23日まで12時30分上映開始 24日~30日10:00上映開始