SexualityJUN.16.2021

ピンク=性・ありのままであることを尊重し、想い合い、様々な違いを超えた優しい場、活動とは?

私達がよく目にするレインボーフラッグは、1978年、ギルバート・ベイカーさんによって考案されました。
『すべての色を含み多様性を表す虹を思いつきます。星条旗の横しまにも影響を受けました。
LGBTだけでなく、「人間の多様性を守ること」という思いを込めデザインしました。』
とベイカーさんは、伝えてきています。
1978年に誕生した際は、レインボーフラッグは8色でした。

現在は、ピンク(性・セクシュアリティを意味)とターコイズ(魔術・芸術を意味)を無くした6色。
8色から6色になった理由は、フラッグを大量生産していく上で、ピンクとターコイズの染料手配が難しかったから。
「え--!!」と思ってしまうような答えですよね。
ただ、ベイカーさんは、8色であれ、6色であれ、すべての色のスペクトラムが表現できれば良いし、より世界中にレインボーフラッグを広めていくには必要な事なので消してネガティブな事ではないと語っています。
snails-project はLGBTQの方、ストレートアライの方へのプロジェクトであると共に、女性や子供、障害のある方など、ありのままであることを尊重し、想い合い、様々な違いを超えた優しい場・優しい活動をしていきたいと思っています。
今日(こんにち)まで行ってきたいくつかの活動を共有させて下さい。 
1つ目は、2019年3月8日、snails-projectローンチイベントした日は、国連が定めた女性の生き方を考える「国際女性デ-」
国際女性DAYとは、1908年(1904年という説もあります)アメリカニューヨークで参政権にない女性労働者が労働条件の改善を要求するデモを起こました。
このデモを受けてドイツに社会主義者クララ・ツェトキンが、1910年デンマークコペンハーゲンで行われた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱しました。
ローンチイベントプロデューサー渋谷拠点のプロデューサー・選曲家・作家であるカワムラユキさん(@yukikawamura821)をはじめ、ピチカード・ファイヴ野宮真貴さん(@missmakinomiya)、スタイリスト・衣装デザイナー飯嶋久美子さん(@poromporom)を迎え、世界のストレートアライ活動についてトークセッションを行いました。
また、DJ sakiko osawaさん(@sakikoosawa)、VJ manamiさん(@_manamisakamoto)による、LGBTQやストレートアライのカルチャーと親和性の高い音楽空間を制作して頂きました。

Photo:Takeo Yamada

そう!「女性の力」と共に作り上げたローンチイベントでした。
多くの参加者と語りあった時間は、いまでも心が温かくなります。

2つ目は、世界中を一変させた新型コロナウィルス。ニュースで、ひとり親家庭にお弁当を無償配達する支援活動「INGプロジェクト2020」の事を知りました。私にできることはないだろうか?と考えていた時に、長年の友人であり、株式会社アサップクリエーション西原さん(@tokyo_asapcoffice)より連絡が入り、「LIFE ALIVE(株式会社アサップクリエーションブランド)とsnails-projectのコラボレーションマスク制作しませんか?」と。

Photo:217..NINA

何度もサンプルを作り直し、完成したマスクは、
INGプロジェクト2020さん、
認定NPO法人日本クリニクラウン協会さん、
せたがやこどもフードパントリーさん、
児童発達支援・放課後等デイサービスヒトツナさん、
sign studio yanaさんなど、様々な方々を通して1000枚以上プレゼントさせて頂きました。
これからの未来ある子達を幸せに導く、守るのは、私達大人がするべき事ではないか?と感じています。
素晴らしい方々と子供達の沢山の喜びや感謝を共有できた活動となりました。

Photo:認定NPO法人日本クリニクラウン協会サイトより

3つ目は、私が、ファッションの世界へ進むきっかけになったブランドであり、snails-project を立ち上げる上でのリスペクトブランドでもある「UNITED COLORS OF BENETTON」。
snails-project の活動をスタートした時から、株式会社丸井「インクルーシブファッションプロジェクト」のチームと出会い、お付き合いさせて頂く中で、BENETTONの話をよくさせて頂いてきました。
そうすると、「BENETTONジャパンのダミアーノ・カンナリレさんと対談しませんか?」とお話を頂け、ニヤニヤとドキドキが重なり合う日でした。(笑)
広告を通して、80年代、90年代人権や環境など社会問題を訴えてきたBENETTON(@benetton)肌の色違い、養子縁組、障害者などインパクトある印象的な広告は、高校生の私にはとても衝撃だったことを思い出します。

Photo:Oliviero Toscani

対談内容は、「セクシュアリティと色」についてでした。こちらの内容は、後日改めて書かせていただきますね!

snails-project を立ち上げ、3年が経つ中で、本当に多くの方と出会い、助けられてきました。
セクシュアリティの奥深さ、人、個を再認識できる日々と共に、色々な考え方があることへの素晴らしさを感じています。
そう、
わたしはわたしでいい・・・
あなたはあなたでいい・・・