SexualityOCT.11.2021

ピンク=セクシュアリー・性 10月11日 National Coming Out Dayによりリスペクト感じるファッションデザイナーとは?・・・

10月11日は、National Coming Out Day。

LGBTQ+の当事者たちを祝福するNational Coming Out Day=国際カミングアウトデーになります。自分自身の性的指向を周囲に明かすカミングアウトの必要性が問われる中、アライやクィアに対する人々の認識と理解を深めることを目的に1988年アメリカで制定されてものです。1987年10月11日にアメリカワシントンD.C.で行われた「レズビアンとゲイの権利のためのワシントンマーチ」の記念日でもあります。

このマーチは権利のマーチでありながら、ロナルド・レーガン(アメリカ第40代大統領)に対して約4万人が犠牲となったHIV感染症・HIV/エイズへの研究・治療への予算増加措置を求めるためでもあり、特に被害が大きかったLGBTQ+の当事者たちが多く集まりでした。その1年後に、「同性愛者の人々が偏見と恐怖によって傷つけられないためにも、私達当事者がカミングアウトし、人々に自分の存在を知ってもらう必要があるのです」と語ったLGBT人権活動家のロバート・アイヒベルクさんとシーン・オリーリさんが主導となり、「National Coming Out Day」が誕生しました。

1987年10月11日にアメリカワシントンD.C.で行われた「レズビアンとゲイの権利のためのワシントンマーチ」: 画像WEBサイト引用
1978年10月11日の当時は、
エイズで亡くなった人たちを追悼するパッチワークが飾られた。
この写真をはじめた見たとき僕は涙しました。
温かさやつながり、絆を感じ。:画像WEB引用

カミングアウトの重要性については、色々な考え方があるかと思います。僕は、重要性はあるとは思います。
カミングアウトという言葉は、LGBTQ+の方々だけでなく、ありのままの自分で生きていくために、すべての人に必要な言葉だと感じています。自分のアイデンティティを定義し、自分自身をより深く理解できるきっかけにもなります。

ただし、カミングアウトする側とされる側の信頼関係や絆がとても大事であることをけして忘れてはいけないと思います。
自身を深く理解するとともに、他の人の心も深く理解しなければならいないこと。


10月11日は、僕が心からリスペクトするファッションデザイナーのメッセージを思い出す日でもあります。

「THERE IS MORE ACTION TO BE DONE TO FIGHT AIDS THAN TO WEAR THIS T-SHIRT BUT IT’S A GOOD START」

(エイズと闘うためにすべき活動はもっとあるがこのT-シャツを着ることは良い始まりだ)というメッセージを。

このTシャツとは、Martin Margielaが1994-1995年秋冬コレクションから現在に至るまで発売し続けているエイズTシャツ。
このTシャツの売上の一部がHIVウィルスとエイズの撲滅、患者へのサポートのために設立されたフランス機関「AIDES」に寄付されています。:画像WEB引用

セクシュアリティをアートとして表現しながらも、世に強いメッセージを掲げるファッションデザイナー Martin Margiel (マルタン・マルジェラ)。ファッションデザイナーというよりも人としてリスペクトしています。

マルジェラのメッセージのように、カミングアウトは、はじまりの一歩なのですよね。
10月11日は、自身のらしさをシェアするとともに、日々寄り添ってくれている人や物すべてに感謝する日だと僕は思います。


YouTuberかずえちゃんが2017年からはじめている毎年公開している「LGBTQ100人カミングアウト」5年目になる今年、参加させて頂きました!

是非、多くの方にシェアして頂けたら幸いです。

ALL LOVE・・・