LifeJUN.19.2021

赤=生命 私達の身体を作る源である、食。第一回目は「カレー」。

生きていく上で大切な事として、
「衣・食・住」という言葉があります。
私達の身体を作る源である、食について語っていきたいと思います。
食と言ってもとても幅が広い・・・
日本は、生活習慣病大国と言われるようになり、「食」の見直しさえ始まっている今日(こんにち)。

ただ、今回は食の見直しについてではなく、
子供から大人までが好きな食べ物ランキングで毎回上位、
そして、日本やイギリスの国民食とも呼ばれる「カレー!」 について。
某テレビ局の番組で、カレーが好きな理由とは?というテーマで答えは「とろみ」とのこと。
私も母が作るトロトロのカレーが好きです。
以前、COCO壱カレーにはまり、その日の気分で、ほうれん草、海の幸、ゆでタマゴをトッピングして、辛いカレーがダメな私は、「とろ~り甘くなるソース」を毎回入れて・・・(笑)
色々なものが混ざり合い、オリジナリティがうまれます。

そもそもカレーの始まりはいつなのか?
カレーというと、インドとおもう人も少なくないと思うのですが、
インドカレーは、私達が想像するカレーとは違い、
何種類ものスパイスを使用して、具を煮込んだサラサラなスパイス料理のことを指します。
カレーは英語でcurry(カリー)と書きますが、
その語源は、インドのタミル語でソースや汁という意味のkari(カリー)からという説があります。
17世紀、インドはイギリスの植民地でした。
インドに渡ったイギリス人により、kariをイギリスに持ち帰り、王室食から国民食へと広まっていきます。
この頃、保管する技術が乏しく、肉や野菜の鮮度を保つことが困難で臭みが出てしまう欠点から、
インドスパイスを使用し、煮込むようになっていきます。
インドスパイスには、どれも漢方の世界では薬として扱われるほど、薬効があります。
19世紀になると、あらかじめスパイスを調合した「スパイス粉=カレー粉」が商品化され、
スパイス粉と小麦粉でとろみを出したイギリス式カレーは、家庭料理へと普及していきました。
※とろみカレーが生まれた理由は、イギリスの船乗りが、船の上で食べようとした所、サラサラだと船が揺れたときにこぼれてしまうという点から、小麦粉を入れてとろみをだし、こぼれにくくしたことから。
歴史と知恵を感じますね。
その後、日本にイギリス式カレー(とろみがついた)が伝わってきます。
日本海軍、子供達の栄養状態を改善していくために、カレーが採用されました。

イギリス海軍の食事であったカレーを日本の白米に合うようにアレンジしたものが、現在私たちが食べている「カレーライス」のルーツと言われています。
軍隊の食事として定着したカレーライスは、作り方を覚えた兵士たちにより、各家庭に伝わり、日本全国へと普及していきました。
カレー、カレーライスの奥深さを知った私は、2019年3月8日snailsローンチイベントのケータリングにて、6curry(シックスカリー)さんとコラボレーションをしました。

6curryサイトより

6curryのプロジェクトコンセプト。
「みんなを混ぜる、みんなが混ぜる」
「6curryは、カレーという自由を楽しみ、様々な人のアイディアを混ぜ合わせるプロジェクト」というメッセージにとても共感しました。
snailsが目指すサードコミュニティ・サードプレイス。
より多くの仲間を増やしていきたいと思う日々です。