SpiritJUN.24.2021

紫=精神 「Pride Month」とは?

紫陽花(あじさい)の花をよく目にする今日、今年もこの時期がきたんだなぁと感じます。
一つ目は、snails_projectのアイコンである、かたつむりに出会いやすい時期、二つ目は、今回のテーマである「Pride Month=プライド月間」の時期でもあります。

紫陽花は、私にとってセクシュアリティを表す花の一つです。。紫陽花の花言葉は、花の色によって花言葉が大きく変わります。

ピンクは、強い愛情
紫は、神秘
緑は、ひたむきな愛
青は、無情
などと異なります。

レインボーフラッグやセクシュアリティを色で表現することに近いものを感じます。そんな紫陽花をかたつむりも好きなのかもしれませんね。

そろそろテーマの内容に戻ります・・・(笑)


「Pride Month」とは?


毎年6月は、Pride Month=プライド月間と言います。Prideという単語は、英語の一般名詞で「誇り」を意味しますよね。

私の好きな単語の一つです!。

WeWork Pride Month 展示より

Pride Monthとは、アメリカでは1ヵ月にわたって続くLGBTQ+の祝祭であり、抗議でもあり、政治活動の事を指します。ほぼ全ての都市で、何かしらの大規模イベントが開催され、レインボーをモチーフにしたアートや仮装、企業や団体の山車が参加される大きなパレードが行われます
現在では、アメリカだけでなく、カナダ(1970年~)、ロンドン(1972年~)、シドニー(1978年~)、日本(1994年~)など世界中の都市が開催時期は異なるものの、独自のプライド月間を持っています。
Prideの歴史、LGBTQ+に権利を求める活動歴史は、私が度々訪れるニューヨークからスタートしています。
1960年代後半に、ニューヨークマンハッタンのゲイバー「ストーンウォール・イン=Stonewall・Inn」で起きた事件までさかのぼります。

「Stonewall・Inn」 Web サイトより引用


このバーは、同性の客と一緒に踊って嫌がらせを受ける恐れがない、珍しい場所として知らせていました。当時のゲイバーやナイトクラブ、特にニューヨーク市、ロサンゼルスのような大都市では、警察の手入れが入るのは珍しいことではありませんでした。また、警察による暴力に発展することも多くありました。

1837年に誕生した歴史あるクリストファー・パークから見る「Stonewall・Inn」 snails_project Instagram より
クリストファー・パークのジョージ シーガル(George Segal)の「Gay Liberation 」作品。私の大好きなアートです。タイムレスでミニマルで…ストーンウォール事件10週年を記念の1979年に制作依頼され、1980年に完成しました。当時は、この作品を受け入れられず、今のようにパーク内に飾られるようになったには、10年以上も経った1992年からです。ジョージは、この作品について、「この作品は、ジェスチャーで表現された優しさ、穏やかさ、そして繊細さを象徴しています。それは、ゲイの人たち(この場合、同性愛者)が他の誰とも変わらず思いやりとデリケートさを主張しています。」と語っています。


1969年6月28日午前1時20分頃、警察がストーンウォール・インに踏み込んだ際に、常連客たちは抵抗しました。
反乱の口火を切ったのは、25歳の誕生日を祝っていた黒人トランスジェンダー女性、マーシャ・P・ジョンソン(Marsha・P・Johnson)さんだとされています。

マーシャ・P・ジョンソンさん(Marsha・P・Johnson)Webより引用

マーシャ・P・ジョンソンさん

https://ja.wikinew.wiki/wiki/Marsha_P._Johnson


このストーンウォールの反乱は数千人が参加し、その後、数日間続く暴動に発展していきました。
ゲイ解放活動運動(Gay Liberetion Movent)や世界人権問題運動のきっかけの一つですが、この反乱には、マー̪シャさんのように多くのトランスジェンダーが加わっています。
さまざまな性的少数者による反乱を「ゲイ(白人中産階級)の手柄」にしてしまう歴史解釈には、トランスジェンダーや有色人種セクシュアリティから多くの批判が寄せられたました。

ストーンウォールの反乱が起こり、半世紀が経つ今日。


私達は、1人、1人、異なる心があるように、それぞれの「誇り」があると思います。


素敵な事です!!!

6月は、特にこのような気持ちが強くなり、色々な方とシェアしていきたくなります。

Wework icebergにて、snails_project×moriuo-2021 Pride Month Special Exhibition


I can be me. You can be you.


わたしはわたしでいい。あなたはあなたでいい。